プラットフォームの上で

🕓 May 28, 2019 · ☕5 min read
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  • #VLive
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    私はアイドル文化についてあまり知らないから、憶測の話です。
    卒業してしまった、前田敦子さん、大島優子さんとかはあまりメディアでお見かけしないです。

    対して、指原さん自身がAKBというプラットフォーム上で時間をかけて活動してそこから学んでいたことは、抽象的な視点を得て自分を観察してそれをメディア上で実行しフィードバックを得て、また施策、実行しを繰り返していたと考えました。

    AKBグループ、HKT指原莉乃としてではなく、指原莉乃と言うタレントに近いイメージを確立して卒業されたなと感じました。
    思考の整理学、外山滋比古さんがおっしゃていた、グライダーで飛ぶイメージではなく飛行機を作って飛ぶイメージが、まさに指原さんのイメージです。

    AKBの領域から離陸するために、じっくりと時間をかけて考え、施策を行なっていた感じ。
    素晴らしい、施策とフィードバックをジャズみたいに楽しんでいた感じが素晴らしい。

    旅猫さんのお話を聞かせてもらって

    先日DiscordでVLiverに詳しい、旅猫さんと言う方と偶然お話できる機会にご一緒させてもらいました。
    その方のお話からVLiverとファンの文化、臨場感が伝わってきて、一気に情報が得られました。
    プラットフォーム上での文化が形成されていて、その上でコミュニティの臨場感があるんだなって感じました。

    そこで気づきがあり、私は冷めていたわけではなかった。
    臨場感とか雰囲気がわからないまま情報に触れているだけでした。

    市丸イチさんの情熱に感化され漠然とVTuberやVLiverの情報を集めて考えていました。
    しかし、旅猫さんのようなコミュニティの雰囲気や臨場感を伝えてくださる方の話は情報の密度が高い。
    言語だけでは言い表せない情報も感じられて、より有機的な感覚で感じれるのがとてもありがたかったです。
    本当に感謝しています。

    プラットフォーム自体の動き

    私が現在注目しているのはイチナナです。
    イチナナ以外にも同じようなプラットフォーム場でライブができる場所はいくつも出てきています。

    IRIAM、SHOWROOM、などなど

    SHOWROOM社長の前田裕二さんの書籍を読んで、この人の熱量はやばい。
    最近もテレビに出たり、Web配信で講演会に出席されていたりと、とにかく社長自ら動いて宣伝してるのが驚き。
    前田さんの魅力は凄まじいし、ファンは増えてSHOWROOMにもアクセスする人は増えてるだろうってのは考えるまでもなく明らか。

    googleで検索するだけでも、それぞれのプラットフォーム自体が動いているかが感じられます。
    城と城下町自体が移動しているイメージを感じています。

    応援の考え方

    ここからは私の予想です。仮説と言えるぐらい抽象的に考えてから具体を求めてはいません。

    女性装の東大教授、安冨歩さんの書籍が思い出されました。
    生きる技法の中に書いてあった、自立=依存の考え方が、VLiverにもVLiverを応援する人にも適応できると思います。

    少ない人に依存している時、隷属に近くなり、多くの人に依存できる時、自立している。

    VLiver自身は文化的な背景を背にして、複数のプラットフォームを使いながら活動する。
    VLiverを応援する人は、VLiverの文化を応援する様に応援する対象をより抽象化して分散する、複数のプラットフォームを利用する。

    プラットフォームにも手数料があるので、貨幣を通じた支援が丸々Liverには届きません。
    貨幣以外にも支援方法は無限に考えられます。
    芸術的な支援、技術的な支援はある程度権利を譲渡して実績とし、さらなる支援の紹介材料にしたほうが、資産になるのは理解しやすいです。
    信用はお金として外部化されるけど、お金で信用を得るのは難しいですから。
    新規参入者が気楽に入ってこれる様な情報発信などで文化自体を更新するなど。

    そうすることで相互で広く依存でき、お互いを自立させられる。
    ブロックチェーンの様な分散台帳で記帳していくイメージ。
    文化ごと更新、成長していければ、仮想通貨みたいな存在の仕方ができるんじゃないかなと希望的に考えます。

    あくまで予想です、先ほども述べた通り、仮説とも言えません。

    可能性としてのオープンデータ

    Webの父として、知ってる人は知っている。
    ティム・バーナーズ=リーさん

    2018年の10月に、新しいプラットフォームを発表しました。
    Solid

    私はこのプラットフォームに可能性を感じています。
    正直今のところ、使ってみて全然ちんぷんかんぷんです。
    しかしこのプラットフォームによって、自分の活動だったり、情報だったりを地道にリンクで整理していけそうです。
    そして、リンクされたデータは芋づる式に検索できるので、今までと違った情報の感覚に出会えそうな希望があります。

    このSolidの構想が広すぎて、全体像を把握しきれてないのでなんとも言えないですが、試してみる価値とワクワクはあります。

    Yet

    まだ成長中、まだ更新中 Yetですね。
    SNSでも自前のWebサイトでも、ブログでも、情報を発信したり共有したりする方法もありますし、可能性もあります。

    その可能性を少しでも広げたり上げたりする協力をしたいのも私の想いの一部です。

    今回も素晴らしい機会をいただいた方に感謝です。
    ありがとうございます。

    引用

    参考

    参考書籍

    • 人生の勝算 前田裕二 幻冬舎
    • メモの魔力 前田裕二 幻冬舎

    aki
    WRITTEN BY
    aki
    artist, walker